大阪府建団連の雇用推進研究会は11月5日午後、大阪市立都島工業高校で、左官荒壁塗りの実習会に協力しました。
 同校の建築科では、「高校生ものづくりコンテスト全国大会」への出場に向けて、重要文化財「飛騨高山・吉島屋住宅」の2分の1模型を建築することになり、建築棟施工実習室で、伝統的工法による組み立て作業を進めています。
 すでに躯体(軸組み)は完成しており、このほど内外壁の左官仕上げを行うことになったものです。
 当日は生徒19人が参加。開会にあたり、都島工業高校の佐藤琢志教頭、大阪府建団連雇用推進研究会の川口敦正会長、大阪左官工業組合の邑智保則理事長があいさつしたあと、北谷吉弘左官組合専務理事が作業方法を説明し、ただちに実習にとりかかりました。
 生徒たちは、竹を格子状に編み込む「小舞」や、室内側から粘土と砂・藁スサを混ぜた壁土を塗る「荒壁塗り」、室外側から壁土を塗る「裏返し塗り」などを実習しました。

あいさつする川口会長

あいさつする邑智理事長

まずは素足で壁土練り

塗る前に竹で「小舞」を編みます

荒壁づけの実習

裏側から壁土を塗る「裏返し」


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