北浦年一会長
 当会の第43回総会は平成17年5月26日、大阪市中央区の建団連会館で開かれました。

 議事に先立ち、北浦会長は「建団連が設立されてから43年、建設業界は大きな過渡期を迎えている。高速や道路公団などの企業の存続に関わる、大きな問題が世間をにぎわしている。これらの問題は他人ごとではなく、我々は企業が持つ以上の自信をもって、様々な問題に対処していかねばならない。そのためには、色々な所を見直すべきだ。
 東京では羽田空港の改築という、大きな公共事業が立ち上がった。関西にまだ動きはないが、2・3年後ぐらいには、大きなプロジェクトが出てくる可能性があるのではないか。しかし、仕事の景気が良くなれば、業界の景気も良くなるのかと言えば、それは違う。専門工事業である我々の業界には、様々なからみがあり、業界全体が明るくなるのはそう簡単なことではない。
 企業や業者、全ての方々が厳しい状況に立たされている。職人の数も減少傾向にある。そのような中に、建設業でも労働者派遣を解禁するという動きがある。これどう解決するか、我々組合の真価が問われるところだろう。言うべきことをはっきり言う時が来たのではないかと思う。また、これとは別に新しい試みにもチャレンジし、組合自体を、大きく育て、維持していきたい。このピンチをチャンスに変え、諦めないで前向きに頑張っていきたい」とあいさつ。

 続いて議事に移り、平成16年度事業報告・同決算報告、17年度事業計画案・同予算案を原案通り可決承認しました。


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